ちびたまのしっぽ愛護会 について

ちびたまのしっぽ愛護会は、いまだ野犬の多い山口県の北部、日本海に面した長門市で、個人活動を含めると20年以上にわたり動物たちの保護活動を続けている、動物保護の特定非営利活動法人(NPO法人)です。

当会は、保健所に収容され命の期限がついた犬や猫をはじめとして、多くの動物たちをレスキューし、最良な里親さまを探す活動を続けています。
みなさまのご協力により、当会が長門保健所の登録ボランティアとなってからは、長門保健所に収容された動物の殺処分はおこなわれておりません。

2023年9月30日時点

今後も、長門保健所をはじめ、主に山口県内で収容された動物のすべてに最良な里親さまを見つけることと、TNR活動を続けることを主軸として、犬や猫の飼い方の啓蒙活動などもおこない、他地域の保護団体様やご協力いただける皆様と連携をとり、日本全体で不幸な動物が少しでもなくなるよう、邁進してまいります。

山口県は令和の現在も野犬が多く 長門市も例外ではありません

長門市の保健所に収容される犬の多くは捕獲された野犬です。
野犬は基本的に攻撃性はありませんが、人に飼われた経験が ないため人に慣れるところから始める必要があり、脱走しよう としたり、フィラリアや疥癬等の疾患があったりと、動物との暮らしを求める方から選択されにくい現状があります。

しかし、当会を通じて素晴らしい里親さまと出会うことで、 最良のパートナーとなってきた元野犬も数多くいます。

不幸な野良猫を増やさないために

野犬だけでなく、猫も多数の保健所収容や保護依頼があります。

20年以上 TNR活動を続けていますが、まだまだ避妊・去勢を していない野良猫や外飼いをする飼い猫が多く、望まぬ妊娠 により保健所に持ち込まれる子猫が後を絶ちません。

野良猫を快く思わない地域住民の理解を得るためにも無責任な餌やりを正し、適正な飼育方法の啓蒙によって、過酷な屋外で暮らす猫を減らせるよう、まだまだ活動の継続が必要です。

TNR とは、Trap・Neuter・Return の頭文字を取ったもので、野良猫を捕獲 (Trap)し、避妊・去勢手術(Neuter)を行い、元の場所に戻す(Return)ことで、 その地域の野良猫をそれ以上増やさないための取り組みです。

避妊・去勢手術を受けているさくら耳の猫。
TNRは、不幸な野良猫を増やさないための地道で確実な活動です。

主な活動内容

  • 保健所に収容された犬猫のレスキュー及び里親募集
  • 長門市周辺でのTNR 活動
  • 動物飼育のマナーやモラルの向上を目指す啓蒙活動
  • 動物の愛護・保護に関する諸活動
  • 多頭崩壊解決に向けてのサポート

個人の方からの犬猫の引取依頼は原則としてご寄付をお願いしております。

活動実績

活動を始めてから現在まで、数百頭の犬や猫を全国の里親さま へと繋いできました。
(頭数は 2022 年 5 月までの概算)

保健所からのレスキュー

2017年6月の登録後から約750匹

里親さまにつないだ犬と猫の頭数

犬猫:約 2,600頭

上記「保健所からのレスキュー」の数を含む

TNRした猫の頭数

約 1,050頭

ちびたまのしっぽ愛護会 沿革

  • 令和4年(2021年)4月
    シェルターの認可取得
  • 令和3年(2021年)10月
    保護シェルターとなる物件を購入、改修開始
  • 令和3年(2021年)4月
    NPO法人設立(ちびたまのしっぽ愛護会と改称)
  • 令和2年(2020年)8月
    保護シェルター購入のためクラウドファンディングに挑戦し、目標金額を達成
  • 平成29年(2017年)6月
    長門保健所収容の犬猫のレスキュー・里親募集をはじめる
  • 平成26年(2014年)9月
    任意団体:ちびたまのしっぽ愛の会(まなのかい) 発足(ブログ
  • 平成10年(1998年)頃
    TNRをはじめとした犬猫の保護活動開始(2006年〜のブログ

ちびたまのしっぽ愛護会
団体概要

団体形式:特定非営利活動法人(NPO法人)
NPO法人設立認証年月日:2021年04月14日(これより前は任意団体として活動)
法人番号:4250005008662
許認可届出:第二種動物取扱業登録、長門健康福祉センター 登録ボランティア
代表:山下未愛(みのり)
所在地:〒759-4101 山口県長門市東深川1383- 1
連絡先:080-6306-6513
E-mail:info@chibitama.or.jp